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ブランドスイカ 対面販売で芽生える向上心【高知県・6月3週号】

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 【高知支局】室戸市吉良川町の小松弘之さん(62)は、西山台地でブランドスイカ「キラ坊すいか」の生産に力を注ぐ。
 ブランドの基準は糖度13度以上だが、小松さんたちが生産するスイカは平均14~15度。1株に1玉とすることで実に栄養が集中し、味が良くなるという。天候や温度を見ながらトンネルハウスの開閉を行ったり、水やりの時間を調整したりするなど、何度もトンネルハウスに足を運び良品の生産に努めている。
 道の駅に出荷する小松さん。「市場や個人販売は消費者の声が直接聞けるので、『もっとおいしいスイカを作ろう』という向上心が芽生える」と笑顔を見せる。
 消費者から好評な一方、生産農家が少ないため市場に出回る数が少なく、道の駅が行うインターネット販売は毎年予約が必須になっている。
 小松さんは「目標は糖度15度と今より500個増産すること。日々努力を積み重ねていきたい」と意欲を見せる。

〈写真:キラ坊すいかを手に小松さん〉