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16年産米も過剰作付け解消の見込み 米価上昇の期待高まる(2面・総合)【2016年8月2週号】

 農林水産省は7月29日、主食用米の過剰作付けが2年連続で解消されるとの見通しを明らかにした。2016年産の作付面積は、生産数量目標の面積換算値(140万ヘクタール)を下回り、民間在庫量を適正水準に減らす自主的取組参考値(139万ヘクタール)まで減少する可能性があるという。生産数量目標の達成となれば、17年6月末の民間在庫量は前年同期比18万トン減の187万トンとなる見通しで、需給改善により米価上昇の期待も高まる。一方、外食・中食業界をはじめとする実需者側からは、米価が上昇した場合の米消費減退を危惧する声も広がる。また、需給安定の要である飼料用米の生産は国費負担が大きく、安定財源の確保と国民理解が課題となっている。米の需給状況を話し合った。

(2面・総合)