【高知支局】「低コストハウスの最大のメリットは、設置や撤去が比較的楽にできるため、連作障害の影響を受けない。施設栽培と露地栽培の良いとこどり」と話すのは、四万十市西土佐地区大宮で米ナス約15アールを栽培する篠田定亀さん(64)。
篠田さんは、愛媛県農林水産研究所がキュウリの誘引用支柱を利用した簡易ハウス(低コストハウス)を開発したことを知り、農業公社や振興センターと協議して導入した。10アール当たりの設置費用は約90万円。作業効率を考えながら幅や高さを調節できる。
〈写真:米ナスのハウスで篠田さん〉