TPP承認案めぐり与野党の攻防激化へ
中長期的な農業対策の骨太方針に高い関心
農家の経営安定へNOSAI制度の強化を
臨時国会が26日から始まる。最大の焦点は、環太平洋連携協定(TPP)の承認案と関連法案の審議で、米国の新大統領候補がともにTPPに反対する中、政府・与党は臨時国会で成立させ、米国をはじめ参加国の承認手続きを促したい考えだ。ただ、TPPに対する国民の理解は依然不十分で、特に農家の先行き不安・懸念は根強い。国会には、国民目線からの熟議が求められる。また、政府・与党による中長期的な農業対策の骨太方針策定に向けた議論も本格化する。
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