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養蚕文化を紡ぐ 展示会を開催 ワークショップも/東京シルクの会(1面)【2016年10月1週号】

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 東京都多摩地域に残る養蚕農家7戸や流通関係者ら有志53人と三つのJAで構成する、東京シルクの会(事務局長=内海康治さん、60歳)では、特殊品種の蚕「青熟(あおじゅく)」「小石丸」といった日本独自の古来種や原種を手掛け、蚕の飼育から製品化まで純国産の絹製品の魅力を伝えている。繭生産量は年間約400キロ。「生繰(なまぐ)り法」で取った絹糸は「東京シルク」の名でブランド化し、群馬県繭品質評価協議会から最高の5A評価を得ている。独特の風合いに、工芸家などから引き合いが強い。

(1面)

〈写真上:幼蚕に桑の葉を与える小谷田さん〉
〈写真下:右から小谷田さん、妻の洋子さん(86)、境さんらと給餌の合間にお茶休憩〉