ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

小規模圃場や日中のサル、シカ対策 高齢者が中軸担う ―― 滋賀県甲賀市宮尻集落(1面)【2016年11月1週号】

161101-01.jpg

 滋賀県甲賀市信楽町の中山間地にある宮尻集落では、70~80代の高齢者で組織する老人クラブのメンバーが獣害対策に活躍する。恒久柵が設置できず対策から漏れていた小規模圃場で、簡易柵を導入するなど被害防止に努めている。集落では市街地に働きに出る住民が多い中、不在時に老人クラブのメンバーが草刈りやサルの追い払いなど日常的な作業を担い、獣害防止の下支えとなっている。被害抑制の成功が、取り組む高齢者にとっても新たな対策や営農継続の意欲につながり、集落に活気を生み出している。

(1面)

〈写真:試し掘りで「ようできてる」と喜ぶ大谷さん(中)ら老人クラブのメンバー〉