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里山ならではの米作り+養鶏 地域資源を生かす ―― 富山県富山市・有限会社土遊野(11面・営農技術)【2016年12月2週号】

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 富山市土〈ど〉の中山間地域を中心に水稲18ヘクタールと養鶏千羽の複合経営を行う有限会社土遊野〈どゆうの〉は、地域資源を土作りに生かした営農を行い、輸入資材などに依存しない持続的な農業経営を図る。90枚の棚田計9ヘクタールで栽培する主食用米は市販の肥料や土壌改良材を使わず、自社製の鶏ふん、地域で発生する規格外の大豆や米ぬかを配合した自家製ペレット肥料を利用して費用削減にもなっている。採卵鶏の餌も自社産の飼料用米や地元で購入する規格外の大豆・麦などが主体。中山間地域の環境や資源を活用した農業の意義を販売先に伝え、付加価値にもつなげる。

(11面・営農技術)

〈写真上:自家製ペレット肥料〉
〈写真下:「豊かな自然を育む中山間地域だからこそ、できる農業がある」と河上代表〉