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止まらない鳥インフル 防疫体制の再確認を(2面・総合)【2017年1月3週号】

 国内各地の鳥飼育場などで、高病原性鳥インフルエンザの発生が止まらない。14日には、岐阜県山県市の養鶏場で今季8例目を確認。採卵鶏7万8千羽を殺処分し、17日までに埋却や消毒など防疫措置を完了した。東アジア諸国で継続的に発生し、特に韓国では昨年11月以降、3千万羽を超える家きんが殺処分され、鶏卵の安定供給に支障をきたす事態となっている。中国などアジア諸国から人や物の移動が多くなる春節を迎え、侵入リスクが一層高まることから、改めて鳥インフルエンザや口蹄疫など家畜伝染病の発生防止に向けた厳重な警戒体制が欠かせない。畜産農家一人一人が飼養衛生管理基準などを順守し、畜舎内や周辺の消毒などを徹底してほしい。

(2面・総合)