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2015年の農作業死亡事故件数は338件 65歳以上の発生が8割超(2面・総合)【2017年2月2週号】

 農林水産省は6日、2015年の農作業死亡事故は前年比12件減の338件となったと発表した。3年ぶりに微減となった。ただ、建設業など他産業に比べて発生率は格段に高く、65歳以上の発生割合が8割を超え、農業機械作業にかかる事故が6割強を占めるなど事故の傾向も改善が見られない。同省は3~5月を重点期間に春の農作業安全確認運動を実施する。死亡事故ゼロへ、"声かけ"をキーワードに注意喚起を促す予定だ。ひとたび事故が起これば、本人だけでなく、家族を悲しませ、営農継続にも大きな影響を与える可能性がある。安全対策の確認・徹底を基本に、農家はもとより関係機関が連携し、事故発生を防ぐ実効性のある取り組みを強化する必要がある。

(2面・総合)