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「ゆきわりキャベツ」をブランド化 地域資源が人を呼ぶ ―― 長野県小谷村伊折集落(1面)【2017年2月4週号】

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 条件不利地とされる中山間地域も、豊かな自然や文化に目を向け交流や収入源を生むことで、住民自らが地域に誇りを持って生活できる可能性にあふれる。雪深い山あいに11戸が暮らす長野県小谷村伊折集落では、住民全戸が参画する伊折農業生産組合が共同作業で、雪の中で育てた高糖度キャベツ15アールのブランド化を図る。集落外の農家や大学生から協力を得て、高齢化で足りない人手を補う。学生時代に農作業を手伝い農村の魅力を感じた20代女性が、卒業後にIターンで移住。年齢の垣根を越えてアイデアを出し合いながら人を呼び込み、地域存続へ動き続けている。

(1面)

〈写真:雪から掘り出したキャベツを仲間に手渡す福永さん(中央)〉