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カット野菜 安定供給へ組織結集 ―― 岡山県倉敷市・倉敷青果荷受組合(1面)【2017年4月3週号】

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 カット野菜の製造を手掛ける青果卸・倉敷青果荷受組合(岡山県倉敷市)では、県内の農業法人など6組織と連携し、近郊産地で加工向け寒玉系キャベツの増産に乗り出している。播種前に売買数量を定める契約取引で、生鮮用と比べて取引価格が基本的に安く、近距離輸送による物流費の削減は利点が大きい。寒玉系キャベツの端境期となる4~5月も県内産を利用できるよう、冷蔵貯蔵施設を整備。7月中旬~10月中旬は、高冷地の長野県産や群馬県産などを使う。消費者側も女性の社会進出や核家族化を背景に、利便性が高いカット野菜の需要が伸びている。地場産の割合を高めて安定供給に努め、消費者の国産ニーズに応えている。

(1面)

〈写真:出荷目前のキャベツを確認する倉敷青果荷受組合カット野菜部の寺田幸司課長(左)と大平専務〉