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三島馬鈴薯 地域の財産を次世代へ ―― 静岡県・三島馬鈴薯部会(1面)【2017年7月1週号】

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 静岡県三島市坂地区を中心とした箱根西麓地域で栽培される「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」の生産に取り組むのは、三島馬鈴薯部会だ。日当たりの良い南向きの傾斜地で、手掘り収穫や風乾貯蔵など昔ながらの製法を続けながら栽培する。重量選別機をはじめ、厳格な選果を経て出荷される三島馬鈴薯は、表皮の美しさや保存性の高さなどが市場で高い評価を得る。2016年10月には同県初となる「地理的表示」(GI)に登録。地域共有の財産として"お墨付き"を得たことで、今まで以上に誇りを持って生産に取り組むなどの効果が表れ始めている。登録後初めての出荷時期を迎えた産地を取材した。

(1面)

〈写真:「小ぶりが目立つが中身は凝縮している」と話す今井部会長〉