ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

県産大豆と自家製の米麹で伝える みその魅力 ―― 福井県越前町・あさひ愛農園 (1面)【2017年10月4週号】

171025_1.jpg

 水稲5ヘクタールを栽培する福井県越前町東内郡のあさひ愛農園では、県産大豆「里のほほえみ」と自家製の米麹〈こめこうじ〉を利用して米みそを製造し、自営の店舗「手づくりみそ工房」や生協などで販売する。生大豆1.3キロに対して米麹2キロとふんだんに使い、甘くまろやかなみそに仕上げる。みその魅力を広く発信しようと、店舗でみそ造り教室を開くほか、出張講座を年間50件ほど実施。4年前から始めた米粉菓子部門では、プリンやシフォンケーキなどの洋菓子に、みそを隠し味で加える。砂糖の使用量が減る上、こくが増すという。日本の伝統食「みそ」を未来につなげる可能性を追求している。

(1面)

〈写真:みそを容器に詰める、あさひ愛農園の寺坂律子さん〉