【広島支局】2千種類近いバラを扱い、年間6千株出荷する「広島バラ園」(廿日市市友田)の田頭恵さん(53)は、バラ栽培に携わり約30年。3年前に父・数蔵さん(88)から経営を引き継いだ。「お客さまに満足していただけるバラを作り続けたい」と、品質第一でバラと向き合う。栽培するバラは、春咲きから四季咲きまで多岐にわたる。中でも、2メートルの高さで傘のように誘引する「ウィーピング」仕立ては、垂れるように咲き、花壇や庭園に立体的な装飾効果をもたらす。他社での扱いはほとんどないという。「珍しい仕立て方や多品種を扱っているので、県外から業者の視察や、遠方からもお客さまが来る」
〈写真:ウィーピング仕立てのバラと田頭さん〉