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棚田 都市住民と守る ―― 岐阜県恵那市・NPO法人恵那市坂折棚田保存会(1面)【2017年11月2週号】

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 約400年にわたって永らえられてきた岐阜県恵那市の「坂折棚田」では、法面(のりめん)に石を積む「石積みの棚田」保全のために都市部から人を呼び込み維持につなげている。管理を担うNPO法人恵那市坂折棚田保存会(田口譲理事長=83歳、地域住民を含む正会員約40人・賛助会員約90人)が「坂折棚田石積み塾」と銘打ちイベント化。今年で12回目を迎える。経験豊富な地元農家らが指導役となり、先頭に立って補修に携わる。「重要なのは、多くの人に関心を持ち続けてもらうこと。できることは何でもやって、古里の存続に力を尽くしたい」と田口理事長は話す。

(1面)

〈写真:「石積みの間隔が空き、崩落する危険がある」と今年の補修対象箇所を指す鈴村直さん〉