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年間重点企画「米を作る 米を創る」 国産イタリア米 外食需要が増 顧客ニーズ反映 ―― 石川県能美市・たけもと農園(1面)【2018年1月3週号】

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 水稲を中心に計46ヘクタールの大規模経営に取り組む石川県能美市牛島の有限会社たけもと農場は、イタリア米「カルナローリ」(8ヘクタール)を栽培。鮮度の高さや輸入品より安い価格を強みに、イタリア食材の問屋やイタリアンレストランなどの需要をつかむ。また、主力の「コシヒカリ」は、有機JAS認証、特別栽培、農薬不使用などニーズに細かく対応。年間予約も受け付け、インターネットを通じた個人客への直販を伸ばしている。「イタリア米が看板になって、いろんな問い合わせが来るようになった」と話す竹本彰吾代表(34)。顧客の声を敏感に反映することで「求められる米」を提供し、より強い経営を目指す。

(1面)

〈写真:イタリア米の米袋を手に竹本代表。昨年は8ヘクタールを手掛けた〉