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加工・業務用レタスに勝機 ―― 鹿児島県いちき串木野市・松田健さん(1面)【2018年3月1週号】

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 中食や外食産業の成長とともに加工・業務用野菜の需要が高まっている。レタス10.5ヘクタール、リーフレタス4ヘクタールなどを耕作する、鹿児島県いちき串木野市大里の農業生産法人・株式会社ゼロプラス代表の松田健さん(38)は、11月初旬から6月いっぱいにかけて全量を加工・業務用として連日2.5トン出荷する。長野県の野菜生産会社などでレタス栽培を約15年経験し、Iターンで独立就農。その当初から県内の青果卸と連携し、法人化とともに規模拡大を実現してきた。同市では、50ヘクタールに及ぶ水田の基盤整備事業が最終年を迎えたことから、松田さんに15ヘクタール規模の水田裏作レタス栽培のオファーが持ちかけられている。行政からの期待と後押しを受けつつ、産地化の目標に向けて水田での栽培技術の確立に励んでいる。

(1面)

〈写真:1~2月は計2ヘクタールでトンネル被覆する。「換気などの管理は負荷が大きいが、育ちに反映される」〉