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中山間の農家で結成 水稲受託 コスト低減し農地守る ―― 奈良市・(有)上深川営農(9面・営農技術)【2018年3月3週号】

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 奈良市上深川町で、中山間にある水田の維持を目的に、水稲の作業受託を主な事業とする有限会社上深川営農は、茶や野菜など地元農家が法人化し共同運営。疎植栽培に取り組んで苗箱数を節減し、側条施肥による減肥などでコストを低減する。耕作放棄地を開墾して水稲育苗施設を設置し、農協からの苗管理受託や野菜作と多角化している。今谷善一代表(62)は「農地を守りながら働ける場をつくり、若手の雇用につなげたい」と話す。条件不利地ながら収益を向上させ安定経営を図っている。

(9面・営農技術)

〈写真:「育苗ハウスで野菜を作れば通年で作業ができる」と今谷代表〉