ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

コマツナを強い産業に 通勤型農業で規模拡大 住居から圃場まで毎日20キロ(1面)【2018年3月3週号】

地域から信頼 愛着強く 質・量を安定 販路確保

180322_1.jpg  「ここで仕事をつくりたい、家族が養えるぐらいの強い産業をつくりたい」――。今田典彦さん(38)は、広島市安佐南区吉山でコマツナや広島菜、トウモロコシなどを栽培する株式会社ルンビニ農園を経営、約20キロ離れた出身地の同区川内から通いながら、ハウス65アールを管理する。経営を支えているコマツナは、品質の高さと安定出荷を強みに販路をつかみ、売り上げを伸ばしてきた。雇用も積極的に進め、社員2人のほか、近所の人を中心にパート従業員10人を雇う。通勤型農業を継続しつつ地域の中で信頼関係を築いて規模拡大を図るなど、山村に活気を生む強い経営体を目指す。

(1面)

〈写真:コマツナのハウスで作業する今田さん。学校給食用にも出荷している〉