ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

農福連携 広がる/農作業委託で取り組みやすく(1面) 福祉施設の認可を取得(特集)【2018年3月4週号】

180329_1.jpg

 農業分野の人材確保としても農福連携が注目される一方で、農家側は雇用体制の整備などにかかる負担も大きい。先進地の静岡県浜松市では、農家や福祉施設だけでなく自治体や企業、専門家などが一体となり「ユニバーサル農業研究会」を組織。障害者の就労支援と農業経営の改善を両立する協力体制やノウハウの共有を推進する。最近では、連携に取り組み始めた農家が、地元にある企業の特例子会社に作業委託することで、雇用などへの不安を解消して参入しやすくしている。多様な人々が参加する共生社会の実現が求められる中、連携への障壁を取り払う活動が広がっている。

(1面)

〈写真上:「すっかり作業にも慣れてきた」と作業を見守る鈴木さん(右)。中央はひなりの中島さん ―― 先進地・静岡県浜松市 まるたか農園〉
〈写真下:圃場の様子を見て回り、スタッフと綿密な打ち合わせをする新沼さん(左) ―― 宮城県松島町・株式会社あすファーム松島〉