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年間重点企画:米を作る 米を創る 飼料用米で守る水田 ブランド米生産を下支え(1面)【2018年6月4週号】

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 「おいしいお米が育つ水田は限られる。飼料用米は農地維持に欠かせない」と滋賀県長浜市で水稲42ヘクタールを栽培する吉田道明さん(50)。代表を務める吉田農園株式会社では、5キロ当たり3千円前後で直売する独自ブランド米を経営の軸に据えつつ、圃場の土質や品質の記録などに基づいて飼料用米を約14ヘクタールで生産。管理面で労力がかかる良食味米に比べ、飼料用米は多収・省力化や安定販売が図りやすく、規模拡大を下支えする作目となっている。米政策の転換期こそ「水田の特性に応じた米づくりを推進していくべき」と吉田さんは主張する。

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〈写真:「特に生育後半は、カラースケールで葉色を見る」と北陸193号の圃場で吉田さん〉