【香川支局】単為結果性品種のトマト「パルト」を2017年に導入した三豊市高瀬町の吉田和樹さん(41)は、「着果の手間が減り、真っ赤に完熟させても実に張りがある高品質生産が可能になりました」と話す。今年、施設20アールに4千株を栽培する。パルトは、一般的な品種で行うホルモン処理や蜂などの交配作業が必要なく、労力やコストを削減できる上に着果性が良い。また、高温での奇形果が減り、きれいな丸形になる。苗代は従来の1.5倍ほど。
〈写真:「作業効率が良くなったので、一つ一つの木の品質を高めていきたい」と吉田さん〉