宮城県大崎市岩出山で「よっちゃん農場」を経営する高橋博之さん(45)は、地元に伝わる在来品種「日光とうがらし」を柱に、トウガラシ13品種を約10アールで栽培し、発酵調味料など加工品を製造する。地域の農家にも作付けを依頼し合計約20アール分を使う。県内外合わせて約70店舗に年間約2万本出荷し、1300万円を売り上げる。地域内で異業種連携を図り、観光客らに鳴子温泉で地元産食材を味わってもらうイベント「農ドブル」には妻の道代さん(45)とともに中心的メンバーとして参加している。
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〈写真:良品を収穫でき笑みがこぼれる高橋さん夫妻。「この夏はトウガラシにとって最高の天候でした」〉