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温水再利用、水槽の下に熱線 乳牛の冬季飲水量を確保【北海道 11月1週号】

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 【北海道支局】佐呂間町で約80頭の搾乳牛を飼養する伊東洋一さん(51)は、冬季の飲水量を低下させないため、フリーストール牛舎に6カ所の水槽を設けた。「冬の牛舎内はマイナス15度を下回るため、水槽の凍結には十分注意をしています」と伊東さん。生乳を冷やすプレートクーラーから排出される温かい水を再利用し、水槽へ給水する。また、水槽の下には熱線を設置。凍結を防ぐことで、牛はいつでも水を飲むことができる。

〈写真:飼料設計にもよるが、1日30キロ泌乳する牛は1日100リットル程度の飲水量が必要〉