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豚コレラ2例目 防疫対応の徹底を(2面・総合)【2018年12月1週号】

 岐阜市内で今年2例目となる豚での豚コレラ発生を受け、農林水産省はウイルスの侵入防止へ飼養衛生管理基準の再徹底を呼び掛けている。2例目は、11月16日に市畜産センター公園の飼育豚で発生した。同園では9月の1例目の感染確認以降、豚舎を柵で囲うなど対策を強化したものの、敷地内で感染した野生イノシシ2頭の死骸が発見され、その後の調査で園内で使っていた長靴や重機の消毒が不十分だったことなどが判明。人やモノを通じて感染した可能性が指摘されている。豚コレラは人には感染しないが、治療法がなく、豚やイノシシが感染すれば全て殺処分となる。感染が続く野生のイノシシへの対応も含め、早期撲滅へ官民挙げた対策の徹底・強化が求められる。

(2面・総合)