岐阜県可児市の有限会社楽農楽人(らくのうらくびと〈小林司朗代表=66歳、3人〉)は、市内全域を対象に耕作放棄地をはじめ、営農継続が困難になった水田を借り受けて主食用米を中心に水稲9.3ヘクタールを栽培。そのうち、付加価値のある米作りをしようと「みどりもち」などの有色米のほか、消化されやすいタンパク質の含有量が少ない「LGCソフト」10アールや「はいごころ」17アールを作付ける。「特色のある米を作ることで、地域の農地を農地として永らえさせる一助になれれば」と小林代表は話す。
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〈写真:「農地保全の目的はもちろん、必要とする人がいる限り、努めて提供し続けたい」。本年度産LGCソフトとともに小林代表〉