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和牛遺伝子を守れ 農水省が初検討会を開く(2面・総合)【2019年2月4週号】

 農林水産省は15日、和牛遺伝資源の流通管理に関する検討会の初会合を開き、和牛の受精卵や精液の海外流出を防ぐ具体的な仕組みの整備に向けた検討に着手した。昨年、中国に受精卵が不正に持ち出されそうになった事件を踏まえた対応。当該事件は中国当局の税関で見つかったために未遂に終わったが、仮に流出していれば、海外で和牛が大量に生産され、日本の畜産が深刻な損害を受ける可能性があった。和牛は日本固有の財産であり、海外流出を確実に防ぐ万全な手だてを構築する必要がある。

(2面・総合)