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農場改善を継続し10年、働きやすさに軸足 ―― 浅小井農園・滋賀県近江八幡市(1面)【2019年3月2週号】

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 10連棟ハウス2棟(80アール)で中玉トマト(カンパリ、フルティカ)を中心に作付ける、滋賀県近江八幡市の浅小井農園株式会社は、代表の松村務さん(65)が就農当初からGAP(農業生産工程管理)認証を取得し、その取り組みを継続しているほか、県内で先駆けて複合型環境制御装置をハウスに導入するなど効率化や経営改善の先進事例となっている。県内外からの視察受け入れや講演に赴く回数は、毎年50件近くに及ぶという。労働環境に対する関心も高く、変形労働時間制やサマータイム制を導入することで働きやすい環境を整備。これにより、従業員の長期雇用につなげ熟練者がそろった少数精鋭での経営を展開している。

(1面)

〈写真:道具類は収納ボードの定位置にかける。「コンパネを1枚使うだけで、簡単に整理整頓を実践できる」と松村さん〉