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海外流出防止へ 農水省が植物新品種保護の検討開始(2面・総合)【2019年4月1週号】

 農林水産省は3月27日、「優良品種の持続的な利用を可能とする植物新品種の保護に関する検討会」の初会合を開いた。近年、韓国や中国などに日本の優良品種が流出し、問題となる中で、種苗法の改正も視野に新品種が確実に保護される仕組みを整備するのが狙い。微減傾向にある品種開発も後押しする。国内で開発された優良品種は、日本農業の強みを支える源泉の一つであり、農業の振興や農家所得の向上などに大きく貢献している。国内生産者の安定・継続的な優良品種の利用を大前提に、より実効性のある保護策を整備・構築する必要がある。

(2面・総合)