最新のドローン(小型無人航空機)技術を取り込み、農業現場にイノベーションを――。農林水産省はこのほど、農業用ドローンの利用拡大へ向け、普及計画を策定した。最も導入が進んでいる農薬散布については、実施面積を現在(2018年度推計)の2万ヘクタールから、22年度までに100万ヘクタールに拡大する方針を明記。利用可能な薬剤についても646剤から846剤に増やすことを盛り込んだ。また、普及計画と合わせて「ドローンの普及拡大に向けた官民協議会」を設立。ドローンメーカーや農業者、関係省庁などとの連携を強め、ドローンによる園地上空を舞台にした農業技術革新を現場に波及させる方針だ。
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