地域資源を生かして農山漁村の魅力を味わってもらう滞在型旅行「農泊」が各地で展開されている。農林水産省は、今後の推進施策の方向性を示し、農山漁村の所得向上と地域活性化を図る持続的なビジネスとするために、宿泊施設の整備や体験メニューの充実、情報発信の強化などを進めている。特にインバウンド(訪日外国人旅行者)数が過去最高を更新し続ける中で、旅行者を地方部にも呼び込む体制づくりを強化する方針だ。農泊に取り組む地域の現状と今後のあり方について探った。
(10面・特集)
〈写真:農家民宿が協力して実施する田植え体験は戸狩地区の人気メニューの一つ〉