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若手の力で農地を未来へ 酒造好適米を中心に収益確保 ―― 農事組合法人重兼農場/山崎拓人代表・広島県東広島市(1面)【2019年7月1週号】

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 「農家数の減少など農業を取り巻く状況は、今後10年間で大きく変わる。地域の農地を守るには人材育成が必要不可欠だ」と、広島県東広島市高屋町にある農事組合法人重兼農場の山崎拓人代表(30)は説明する。前代表の本山博文さん(79)から昨年6月に代表を引き継ぎ、酒造好適米栽培を中心とした経営で収益確保に努める。地域農業を担う若手の人材を育成するため、働きやすい環境を整えて積極的に雇用。近隣集落の法人と連携し、大型農機の利用などを行う共同組織を設立するなど柔軟な発想で、地域農業の新たな担い手として活躍している。

(1面)

〈写真:「5年、10年先だけでは終われない。最低でも子供が成人する20年先の未来を考えなければ」と話す山崎代表。6月には第3子が誕生した〉