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露地・ハウスでイチジク 産地に活力、周年出荷へ ―― 藤井貫司さん(大阪府羽曳野市)(1面)【2019年8月1週号】

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 イチジクを露地とハウスで栽培する大阪府羽曳野市誉田の藤井貫司さん(38)は、今年からハウスでポット養液栽培に挑戦。産地全体の振興につなげようと、周年出荷の栽培体系確立へ力を注いでいる。ハウスでは、加温と剪定(せんてい)時期の調整で贈答用での高値販売を狙う冬場から、露地物が出回る前の7月まで収穫し、店頭に一年中並ぶ状況をつくることで消費者の認知度向上を目指す。「このやり方ならばもうかるという実績を上げ、若い人をイチジク栽培に呼び込みたい」と藤井さん。生産者を増やして羽曳野だけでなく、大阪ブランドのイチジクを盛り上げていきたい考えだ。

(1面)

〈写真:培地の状態を確認する藤井さん。養液が均等に行き渡るよう2カ所にチューブを挿している〉