ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

赤キウイを特産に 耕作放棄地活用、さらに増産へ【広島県 10月1週号】

191002_10.jpg

 【広島支局】「まずは赤キウイの生産販売を軌道に乗せ、町の特産化を目指したい」と話すのは、神石高原町の水井農園代表・井上光基さん(63)。
 井上さんは10年ほど前、赤いキウイフルーツを食べて、そのおいしさに魅了された。すぐさま栽培を決意し、会社勤めの合間に愛媛県のキウイフルーツ農家へ通い、栽培技術を学んだ。6年前に妻の実家がある神石高原町に移住し、近隣の耕作放棄地を活用して増産を図り、現在の栽培面積は約1ヘクタールとなった。今年は春の遅霜が影響したが、昨年の2倍、約8千個の収穫を見込む。収穫は10月からで、下旬には道の駅やスーパー、地域のイベントなどで販売する。

〈写真:赤キウイは果肉の中心が赤く、糖度は20度前後、酸味が少なく食べやすい〉