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ミカンの皮を飼料として与えた「みっかび牛」ブランド化へ ―― 株式会社和田牧場(静岡県浜松市)(1面)【2019年10月1週号】

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 温州ミカンの一大産地として知られる浜松市北区三ヶ日町で、交雑種350頭を肥育する株式会社和田牧場(和田勝美代表、50歳)では、ミカンの皮を飼料として与えた牛を「みっかび牛」の商標で生産・出荷する。肥育中・後期のビタミン補給のほか、食欲増進の効果もあり、健康的に育てるのが特徴だ。和田代表は黒毛和種の肥育農家を含む4戸で構成する「JAみっかび牛志会」の会長を務め、2月に地域団体商標を取得した。「三ヶ日町にしかできない強みを生かし、温州ミカンに続くブランドにして畜産振興を図りたい」と話す。

(1面)

〈写真:ミカンの皮を乾燥させた飼料を与える和田代表〉