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地域のやっかいもの・放置竹林をたからものに(13面・特集)【2020年1月1週号】

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 農漁業用資材や食用として古来、生活に密着してきた竹が、各地で「やっかいもの」になっている。竹の生息域は1年で2~3メートル、条件が整えば7~8メートル広がるといわれ、山林の植生を破壊したり、有害獣の隠れ場になったり里山にも深刻な被害を与えている。ここでは、地域の竹を利用した農業用ハウスを広める取り組みと、有害獣捕獲おりを製作し捕獲実績を上げている「たからもの」づくりの事例を二つ紹介する。

(13面・特集)

〈写真上:Bamboo Green-House Projectが手掛ける竹の農業用ハウス。天井部のアーチは割り竹をつないで形成する。つなぎ目は、ゆとりを持って1メートルほど重ねると外れにくい〉
〈写真下:成瀬勇夫さんらが手掛ける竹のエコ捕獲おり。設置場所の付近は、草刈りや落ち葉の撤去をしないことがポイント。「あまり整備せず、自然のままにすることがイノシシの警戒心を解く」と成瀬さん(右)〉