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「なしば茶」売れ行き順調 鳥取大学と地元企業が開発【鳥取県 1月4週号】

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 【鳥取支局】鳥取県特産のナシ「二十世紀」の葉で作られた「なしば茶」が昨年9月、株式会社ジーピーシー研究所(米子市)の関連事業「NASHIBA PROJECT(なしばプロジェクト)」から発売された。同研究所の西田直史代表取締役は「鳥取県の特産品にして、ナシの葉もビジネスになることを定着させたい」と話す。鳥取県の二十世紀は近年、生産者の高齢化や担い手不足などで栽培面積が減少し、廃棄園が増加している。この現状を受けて、地元企業が二十世紀を守り盛り上げようと、鳥取大学が発見した二十世紀の葉に含まれるポリフェノールに着目した。なしば茶は道の駅や観光関係の店舗で販売しており、取扱店舗は増えつつある。ネットでも販売し、全国から注文が入るなど売れ行きは順調だ。

〈写真:なしば茶は「梨葉100%」「ルイボス風味」「紅茶風味」の3種類で販売〉