地球温暖化の進行に伴う高温や豪雨の増加が、わが国の農業にさまざまな影響を及ぼしており、それらの影響に適応した生産技術の確立・普及が急務となっている。農研機構は21日、茨城県つくば市で"高温や豪雨に負けない農業"を目指した研究成果発表会を開催した。研究機関や大学、民間企業と連携して実施した研究成果の中から、水稲の不稔やリンゴの着色不良の対策、洪水被害軽減に貢献する水田活用について紹介する。
(10面・特集)
〈写真:不稔耐性の評価に使う高温処理装置。草丈が異なる品種を扱うため、栽培ポットの高さを変更できる〉