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大きく落ち込む米消費・民間在庫量200万トン超 需給緩和の懸念強まる(2面・総合)【2020年8月1週号】

 農林水産省は7月30日、食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開き、2019年7月~20年6月の需要実績(速報値)を前年同期比22万トン減の713万トンと報告した。人口減少や高齢化などによる毎年10万トン程度の需要減少に加え、新型コロナウイルス感染症や消費税率引き上げなどの影響で、予測を超える減少となった。21年6月末の民間在庫量は196万~204万トンを見込むが、作柄による生産量の上振れや新型コロナに伴う需要量の下振れなどで需給が緩和する懸念が強まっている。米の需要と価格の安定には、過剰とならないよう、水田フル活用の支援など政策も活用した産地の対応が求められる。

(2面・総合)