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高い生産性、加工品の開発も 四季成りイチゴに手応え【8月2週号 岩手県】

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 【岩手支局】西和賀町越中畑の菊池伸也さん(39)は、狭い面積でも収量を確保し、通年で出荷できる四季成りイチゴをハウス3棟(9アール)で栽培している。栽培する品種は「赤い妖精」。花芽と葉が少ないため、葉かきや摘果が少なく、労働時間を短縮できるという。「3年前から、株間を短くして定植する密植栽培法を実施し、同じ面積でも1.5倍定植ができ収量を上げることができた」と話す。今年は遠野市の酪農家と共同でイチゴのジェラートを開発した。「赤い妖精は、甘味より酸味が強い品種で加工品にも向いている。お客さまにおいしいといわれることがうれしい」と話す。

〈写真:「今年はイチゴ栽培を始めてから、収量が一番多い年になりそう」と笑顔を見せる菊池さん〉