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真夏の高収益性作物「モリンガ」 豊富な栄養素を茶に【3月4週号 香川県】

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 【香川支局】インド原産の「モリンガ」を、2020年7月から栽培する観音寺市室本町の株式会社里よし農園。同社の竹澤好貴代表(32)は「香ばしいあられのような香りのお茶が購入者から好評です」と話す。モリンガは、ワサビノキと呼ばれるワサビノキ科の多年草。現地では茎や根なども食用とされ、タンパク質が100グラム中25グラム以上と非常に多い。必須アミノ酸を網羅し、ビタミン、ミネラルなども含まれている。モリンガ栽培のきっかけは昨年5月、研究機関から農作物の実地栽培検証を依頼されたこと。7月に播種すると1カ月程度で収穫開始を迎え、そのまま11月ごろまで収穫できる。「昨年の検証で、病害虫に非常に強いことがわかりました。殺虫剤などは一切使用しませんでした」と竹澤代表。

〈写真:収穫期のモリンガ。若葉を一枚一枚丁寧に取る〉