水稲共済の「全相殺方式」は、2022年産から収穫量を帳簿などで確認できる白色申告者も加入できるよう、仕組みが改正される。加入者が選択すれば収穫量が1割を超えて減少したときから共済金が支払われ、半相殺などの方式と比べて補償が手厚い。1筆単位の大きな被害も補償対象で、半相殺方式のように被害圃場の収穫量を自己申告する手間もない。最寄りのNOSAIに相談し、経営に合った方式を検討することが大切だ。
全相殺方式は、乾燥調製施設の計量結果など客観的な数値で収穫量を確認し、農家単位で補償する方式だ。
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