農林水産省は4月28日、農産物検査規格・米穀の取引に関する検討会(座長・大坪研一新潟薬科大学応用生命科学部特任教授)を開き、米の農産物検査規格などの見直し内容をまとめた。機械鑑定を前提とした新たな規格の策定や目視鑑定から書類審査への銘柄検査方法の見直し、消費者が求める情報を提供する新たな日本農林規格(JAS)の制定などについて事務的・技術的な検討を進め、2021年産米から順次実施する。生産現場に混乱が生じないよう周知を徹底し、米の需要拡大と農家の所得向上につなげていくことが重要だ。
(2面・総合)