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自家産米に付加価値 食べる甘酒「甘糀」を販売【5月3週号 北海道】

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 【北海道支局】士別市上士別町で水稲31ヘクタールを作付ける水留良一さん(58)は、食べる甘酒「甘糀」を2020年秋に販売した。「自分たちが作った米の付加価値を高めるために何かできないか」と思案していた水留さん。19年に自家生産米を使用した発酵食品の甘酒の商品化を決意し、妻の九実さん(53)と甘酒造りを始めた。甘糀は、自家産米「ななつぼし」を原料にした。こうじと水だけを使ったノンアルコール商品で、添加物や防腐剤は一切使用していない。こうじの粒々感が苦手な人でも食べやすいように工夫し、とろとろとした食感が特徴だ。水留さんは「甘糀は濃縮タイプなので、そのまま食べることができます。飲み物に混ぜたり、食べ物にかけたりと幅広く活用することができます。美肌や腸活など健康に効果が期待できるので、たくさんの人に食べてもらいたいです」と話す。

〈写真:甘糀はヨーグルトとの相性抜群。まろやかな甘さが味わえる〉