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大豆 収量増を後押し 灌水適期を知らせるシステム開発 ―― 農研機構東北農業研究センター(7面・営農技術・資材)【2021年12月3週号】

 農研機構東北農業研究センターは、見極めが難しい大豆作での灌水(かんすい)適期の判断を支援する「大豆灌水支援システム」を開発した。インターネット上で運営するシステムに生産者の圃場位置や出芽日などの営農情報を登録。農研機構の気象や土壌の情報を組み合わせて、センサーは使わずに高い精度で日単位の土壌水分を推定し、灌水時期の意思決定を支援する。排水対策や高能率化した耕うん作業などと組み合わせた実証では、29%の増収が確認された。現在、商業利用向けサービスの開始に向けて準備を進めている。

(7面・営農技術・資材)