「2年間の研修の受け入れ農家を途中で変えられることで、多品目を学べ、就農後の複合経営にもつながる。受け入れ先と研修生のミスマッチの事前防止にもなっている」と話すのは、山形県大江町のOSIN(おしん)の会(大江町就農研修生受入協議会)の阿部陽介事務局長(44)。売り上げが見込めるスモモの栽培も学べ、8年間で17人の新規就農者を生み出した。新型コロナウイルスの影響による地方移住の関心の高まりもあり、2022年の研修生は7人と過去最多規模を見込む。
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〈写真:「先輩就農者に地域の慣習なども相談できるのは大きい」と阿部陽介事務局長〉