Jミルクは1月28日、2022年度の生乳と牛乳・乳製品の需給見通しを発表した。全国の生乳生産量は前年度比0.8%増の771万トンと予測。地域別では、北海道は同2%増の439万7千トン、都府県は同0.8%減の331万3千トンと見込んでいる。一方で、コロナ禍によるインバウンド(外国人旅行客)需要の喪失など牛乳・乳製品の需要低迷は長期化が懸念されており、学乳休止期の年度末や季節的に生乳生産量が最大となる4、5月にかけて酪農・乳業関係者が一丸となって、消費拡大や乳製品処理の最大化、一時的な出荷抑制などに取り組み、処理不可能乳の発生を回避する必要がある。飼料価格の高騰が続く中、生産基盤の弱体化を招かない最大限の対応が欠かせない。
(2面・総合)










