「『瑞穂の夢』は、冷めても炊きたてのふっくら感が持続するのが特徴で、すしやおにぎりなどに適している。お茶漬けにしても、さらさらして良い」と話すのは、宮城県石巻市蛇田で水稲約13ヘクタールを栽培する太田俊治さん(65)。「ササシグレ」と「ハツシモ」を掛け合わせ、高温に強く、すし米などに向く新品種「瑞穂の夢」を自ら開発した。まとまった収量が見込める数年後には、すし米や酒米としての出荷のほか、輸出も見込む。現在品種登録を出願中で、登録完了を待って希望する生産者への販売を始める予定だ。
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〈写真:瑞穂の夢の穂を手に生産者の太田俊治さん〉