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粗飼料の7割超を自給 循環型で強い酪農経営 ―― 石岡鈴木牧場(茨城県石岡市)(1面)【2022年3月1週号】

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 茨城県石岡市大砂で経産牛30頭、育成牛20頭を飼養する石岡鈴木牧場(鈴木昇代表、73歳)では、「牛に無理をさせない酪農」という方針のもと、経産牛1頭当たりの年間産乳量を7800~8千キロ台に抑え、平均産次数は4産程度と、長命連産を実現。粗飼料の7割以上を自家生産するとともに、大豆やふすまなど濃厚飼料の原料の18%を国産で賄っている。生乳の一部をチーズやヨーグルトに加工して収益の向上を図るなど、人と牛双方がゆとりある酪農を実践する。

(1面)

〈写真:「木材にいる放線菌や糸状菌が発酵を進める」と鈴木昇代表。堆肥から湯気が上がる〉