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肉牛 ふん尿を敷料に再生するシステム「ERS」を導入 経費削減 ブランド向上へ ―― (株)エフシーエス(北海道標茶町)(1面)【2022年4月2週号】

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 交雑牛の肥育を中心に約5千頭を飼育する北海道標茶町の株式会社エフシーエス(藤原久紀代表=70歳、従業員35人)は、牛のふん尿を発酵・乾燥させ、敷料に再生するシステム「ERS」を導入し、敷料購入費用を削減するとともに、悪臭・汚水の防止など環境負荷低減につなげている。「畜産・酪農業界全体で環境に配慮した取り組みが求められている」と藤原代表。同社は牛肉の独自ブランド「星空の黒牛」を展開しており、「コストダウンも重要だが、環境保全への対策は、ブランドの価値を高めることにもつながる」と強調する。

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〈写真:再生敷料を使う牛舎で藤原久紀代表。「微生物の働きで臭いは少ない」と話す〉